体験記

体外受精スタート——卵巣刺激と採卵スケジュールのこと

📖 体験記⑥/42歳・体外受精スタートのお話
カレンダーと予定を書き込んだノートのイラスト

体外受精に進むことが決まり、まず最初に取り組むのが卵巣刺激です。卵子をたくさん育てて採卵するための準備ですが、当時のわたしにはまったく知識がなく、先生の説明を聞きながら「とにかくたくさん採れたらいい」と思っていました。

卵巣刺激とは——低・中・高刺激の違い

体外受精では、自然周期では1個しか育たない卵胞を、注射などで複数育てて採卵します。この刺激の強さに応じて低刺激・中刺激・高刺激の3種類があり、どれを選ぶかは年齢・卵巣の状態・身体への負担などを考慮して先生と相談して決めます。

📝 刺激の種類まとめ

  • 低刺激:薬の量が少なく身体への負担が小さい。採れる卵子は少なめ
  • 中刺激:低と高の中間。バランスを取りながら複数の卵子を目指す
  • 高刺激:薬の量が多くたくさんの卵子を育てる。身体への負担は大きめ

先生との話し合い——「中刺激」を選んだ

先生から各刺激の内容について説明を受け、わたしの場合は中刺激が提案されました。年齢や卵巣の状態を踏まえて、身体への負担と採卵数のバランスを取るという判断でした。

正直なところ、当時のわたしは「とにかくたくさん採れたら妊娠できる確率が上がるんじゃないか」と思っていました。でも採卵数が多ければいいわけではなく、質のいい卵子が育つかどうかがポイントだと、あとから少しずつわかってきました。

💬 MEGUの当時の気持ち

「いっぱい取れたらいい」という気持ちで始めました。知識がないまま治療に入るのは不安もありましたが、先生を信頼してお任せするしかない、という感じでした。今思えば、もう少し事前に調べておけばよかったかも。

注射はクリニックで——予約不要、空いている時間に行けばOK

卵巣刺激の注射は、クリニックに通って打ってもらう方式でした。ただ、予約は不要で、クリニックが開いている時間であればいつ行ってもよかったです。

わたしは仕事をしていたので、仕事の前や後に寄って打ってもらうスケジュールで調整していました。朝イチで注射を打ってそのまま仕事へ行く日もあれば、仕事帰りに寄る日も。慌ただしかったけど、何とか両立できました。

「予約しなくていい」という気軽さは、仕事をしながら通院するうえでかなりありがたかったです。その日の仕事の都合に合わせて時間を選べるので、融通が利きました。

💬 MEGUのリアル

わたしは卵巣の位置が悪く、超音波で卵胞が見えづらいため、卵胞の育ちから採卵の時期を正確に見極めるのが難しい事情がありました。それに仕事もある。だからわたしの場合は、採卵日を先に決めて、そこから逆算して注射のスケジュールを組む形でした。ただ、これはあくまでわたしのケース。卵胞の育ちを見ながら採卵日を決める方も多いと思うので、進め方は先生に確認してみてください。予約なしで空いた時間に行けるのは助かりましたが、治療期間中はカレンダーが注射と診察の予定でいっぱいになります。

採卵日はどうやって決まる?

採卵の日程は、卵胞の育ち具合を超音波で確認しながら決めていきます。「今日の状態だと、〇日後に採卵できそうです」という感じで、直前まで確定しないことも。

採卵日に合わせて、前日や当日の過ごし方の準備も必要でした。麻酔の種類によっては、当日の仕事を休む必要が出てくることも。わたしは仕事を休まない前提で麻酔を選びました——その話は次の記事で書きます。

📝 採卵当日の一般的な流れ

  • 朝から絶食で来院
  • 静脈麻酔(または局所麻酔)をして採卵
  • 処置時間は15〜30分ほど
  • 麻酔が覚めたら帰宅(車の運転は不可)
  • 当日〜翌日は安静に過ごす

採卵、どうだったか

実際の採卵の感覚や結果については、次の記事で書きます。卵管造影検査と比べると……という話も含めて。

← 前の話:⑤ 体外受精を決めた日
→ 次の話:⑦ 採卵当日——麻酔の選択
📖 体験記の歩み(全話一覧)を見る
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